HP インクジェットプリンター - 年賀状はがき印刷サポート情報

最終更新日:2021/12

概要

はがきの一般的な印刷手順をご案内しています。年賀状印刷の参考にご覧ください。

機種により操作手順が異なる場合がありますので、まず製品名をご確認ください。

注意:
OfficeJet Pro K550, OfficeJet Pro K550dtn, OfficeJet H470, OfficeJet 100, 150,
DeskJet 460シリーズプリンターは、はがきの印刷には対応しておりません。

推奨のはがきの種類とその注意点

はがきの印刷には、日本郵便発行のインクジェットはがきを推奨します。対応はがきは次のとおりです。

無地(インクジェット紙)
無地(インクジェット写真用)
いろどり年賀 ※元々色がついているため、色味が正常でない場合があります。
ディズニーキャラクター年賀（インクジェット紙）
ディズニーキャラクター年賀（インクジェット写真用）

注意:

日本郵便発行以外のはがきを使用している場合、厚さ以外の仕様、材質によって給排紙が正常に行われない場合がございます。日本郵便発行のインクジェットはがきを推奨します。

日本郵便発行「インクジェット写真用年賀はがき」は染料系インクに適しており、顔料系インクに適しておりません。

写真貼り合わせはがきや、厚手の喪中はがき、通信面が既に印刷されているはがきは、動作保証の対象外です。詳細については、日本郵便webページ　(外部サイト)をご参照ください。

はがき用紙の対応厚さの確認方法は、HPインクジェットプリンター　プリンターの仕様(一覧表)　をご参照ください。

取り扱いの注意

このはがきは一般室温環境下(温度15-25℃、湿度40-60%)で使用してください。
はがきは出来るだけ端を持ち、写真用面(通信面) には触れないようにしてください。

写真用面(通信面) に傷や汚れがつくと印刷の品質が低下することがあります。
はがきを輪ゴムで束ねる場合、輪ゴムが直接写真用面(通信面) に触れますと、写真用面(通信面) が変色する場合があります。

輪ゴムは、別の用紙で帯封のように巻いた上からご利用ください。
はがきの表・裏面及び側面に、はがきの断裁時の紙粉(白い粉)が付着している場合があります。

プリンターの紙詰まり及び印刷後の色抜けの原因となりますので、軽く落としてからプリ

ンターにはがきをセットしてください。
一度にセットできる枚数は、プリンターの機種によって異なります。
はがきはセットする前によくさばいてください。はがきがカールしていると、印刷トラブルの原因となりますので、必ず直してからセットしてください。
写真用面(通信面)を印刷後、あて名面を印刷される場合、写真用面(通信面)印刷後十分にインクを乾燥させてから、あて名面を印刷してください。乾燥が十分でないと、あて名印刷の際に通信面の端がめくれ上がったり、印刷に傷が入ることがあります。
インクが乾きにくい場合は、印刷後の用紙を1枚ずつ排紙部から取り除き、十分乾かしてから重ねてください。

また、印刷後のカールが大きい場合も同様に1枚ずつ排紙部から取り除き、十分乾かし

てから重ねてください。
印刷した部分を上から蛍光ペン、水性ペンでなぞったり、水や汗が付着した場合、インクがにじむことがあります。

尚、インクが完全に乾くまでは写真用面(通信面) には触れないでください。
あて名面に手書きをする場合は、筆記具によって写真用面(通信面) に凸が発生することがあります。ボールペンなどをご利用の場合は硬質の下敷きをご利用ください。
印刷した用紙を保管する場合は、色合いを保つために、高温、多湿、直射日光を避けて暗所に保存することをお勧めします。
使用しないはがきは、高温、多湿、直射日光を避けて保管してください。

注意:
以下のプリンターは全て顔料インクを使用していますので「写真用年賀はがき」には適しておりません。

OfficeJet Pro 9020

OfficeJet Pro 9010

OfficeJet Pro 8020

OfficeJet Pro 8028

OfficeJet Pro 6970

OfficeJet Pro 6230

OfficeJet Pro 6830

OfficeJet Pro 8610

OfficeJet Pro 8620

OfficeJet 7510

OfficeJet 7110

OfficeJet 7610

OfficeJet 7612

OfficeJet Pro 8000

OfficeJet Pro 8600

OfficeJet Pro 8100

OfficeJet Pro 8500 Wireless

OfficeJet 6700　Premium

Photosmart Pro B9180

OfficeJet 6100

ステップ1: 印刷前の確認事項

インクの出具合を確認します。

以下の手順に従って、「印刷品質診断ページ」を印刷して確認します。

手順1　給紙トレイに、白いA4サイズの普通紙をセットします。

手順2　プリンターの液晶画面で、「セットアップ」→　「ツール」→　「印刷品質診断ページ」を

選択しますと、「印刷品質診断ページ」が印刷されます。

・液晶有りのプリンター(図はPhotosmart 5521を例示しております)

・液晶無しのプリンター(図はENVY Pro 6420を例示しております)

EWSとHP Smart アプリにアクセスして印刷品質診断ページを印刷する方法をご紹介します。
EWS (組み込み Webサーバー)		EWS(組み込みWebサーバー) の開き方に関しては、 HP プリンターの EWS (埋め込みウェブサーバ) を使用するをご参照ください。
HP Smart アプリ	アプリを開きプリンターアイコンのところをまずクリックする	HP Smart アプリのダウンロード、プリンターの追加方法に関しては、 HP Smart アプリをご参照ください。

「印刷品質診断ページ」の見方：
欠陥なしの例：

欠陥ありの例：

欠陥	例	対策
色抜け		クリーニングを実施
筋		クリーニングを実施
筋		クリーニングを実施
ギザギザのある調整パターン		プリンターの調整を実施

・「印刷品質診断ページ」に一つ又は複数の欠陥がある場合：

対処方法の詳細は、印刷結果に横筋がはいる・かすれる・色合いがおかしいをご参照ください。

上記の操作で問題が改善しない場合、インクカートリッジ本体側のトラブルの可能性がございますので、弊社の窓口へお問い合わせください。

PCから印刷できるかテスト印刷を行います。
以下の手順に従って、印刷を行います。
- Windows OSの印刷手順：
  
  HP ENVY 5530(Windows10)画面を例示しています。
  
  手順1　アイコンをクリックします。検索欄に「コントロール」文字を入力します。
  
  検索された「コントロールパネル」をクリックします。
  
  手順2　「デバイスとプリンターの表示」をクリックします。
  
  手順3　ドライバーのアイコンを右クリックし、「プリンターのプロパティ」をクリックします。
  
  手順4　プリンタープロパティの画面が開き、「テストページの印刷」をクリックします。
  
  「プリンターへテストページを送信しました」の画面が出ましたら、「閉じる」ボタンをクリックします。同時に、プリンター側でテストページが印刷されます。
- Mac OSの印刷手順：
  
  HP OfficeJet Pro 9020画面(Mac OS　11.2)を例示しています。
  
  手順1　「アップルマーク」→「システム環境設定」をクリックします。
  
  手順2　「プリンタとスキャナ」をクリックします。
  
  手順3　「プリントキューを開く」をクリックします。
  
  手順4　メニューバーで「プリンタ」をクリックします。
  プルダウンメニューの中で「テストページをプリント」をクリックします。
- テストページが印刷できない場合：
  
  コンピューターとプリンターの接続問題等が考えられますので、詳細は、下記のリンクをご参照ください。
  
  HP Print and Scan Doctor - 印刷問題の検出と修正
  　　https://support.hp.com/jp-ja/help/printscandoctor-printing-problems
  
  HPインクジェットプリンター - パソコンから印刷できない場合の対処方法(Windows)
  　　http://support.hp.com/jp-ja/document/c01013302
  
  HP インクジェットプリンター - パソコンから印刷できない場合の対処方法(Mac)
  　　http://support.hp.com/jp-ja/document/c00361248
  
  HPインクジェットプリンター - ワイヤレス(無線)印刷できない場合にWindows上でプリンターを追加して印刷する方法
  　　http://support.hp.com/jp-ja/document/c03400049

ステップ2: はがき用紙のセット方法

下記の図か動画を参照しながら、用紙を給紙トレイに正しくセットします。

はがき用紙のセット方法例：

代表機種	図	セット方法&注意点
ENVY 4500 （トレイが取り出せる機種）		郵便番号欄がトレイの奥側に向かう。用紙をトレイ奥の突き当たる所まで挿入する。幅を調整する横方向ガイドで両端を固定する。（OfficeJet 8620の場合：縦方向を調整するガイドも付いてある）印刷したい面を下向きでトレイにセットする。用紙のセット枚数は、機種により異なる。参考： HP インクジェットプリンター - 給紙トレイに一度にセットできるはがきの枚数
OfficeJet Pro 8620 （用紙ガイドが 3箇所ある機種）
ENVY 6020/Pro 6420 （トレイがはずれない機種）		※ENVY 6020/Pro 6420 (トレイがはずれない機種) 注意点
OfficeJetPro9020 （2段トレイの機種）		※OfficeJet Pro 9020 (2段トレイ機種) 注意点
Photosmart 6521 （フォトトレイ付き機種）		※Photosmart 6521 (フォトトレイ付き機種) 注意点
Tango/Tango X (背面給紙タイプの機種)		郵便番号欄がトレイの下側に向かう。用紙をトレイの下奥、突き当たる所まで挿入する。幅を調整する横方向ガイドで両端を固定する。印刷したい面を上向きでトレイにセットする。（例えば、宛名面を印刷する時は、左図のように宛名面が上向きになる。）
Smart Tank 6005/6006/7005/7305/7306	このプリンターに関してのはがき用紙のセット方法は下記の動画をご参照ください。 https://www.youtube.com/watch?v=26iGCE8fQE0
Smart Tank 5105/5106	このプリンターに関してのはがき用紙のセット方法は下記の動画をご参照ください。 https://www.youtube.com/watch?v=K7WS3vAF_Pg
OfficeJet 5740 （2014年以降販売された殆どの機種）		はがき用紙をセットし、トレイを閉じると、液晶画面に「用紙を変更しますか」と、メッセージが表示される。サイズと用紙種類がセットした用紙と適切か確認必要。

・用紙のセット方法は、機種により異なりますので、詳細は小さいサイズの用紙(はがき・L判など)のセット方法 (一覧表) をご参照ください。

ステップ3: プリンタードライバ側の設定方法

通常プリンタードライバの用紙サイズを「はがき」に設定すると、用紙種類は自動に適切な用紙種類に設定されます。

下記の表は設定例となりますので、ご参照ください。

日本郵便発行のはがきの場合：

私製はがきの場合：

用紙の包装などに記載されている推奨の設定をご参考ください。

ドライバー側の設定の詳細については、次のリンクをご参照ください。

・HP 単機能プリンタードライバー設定方法(一覧表)

・HP 複合機/オールインワンプリンタードライバー設定方法(一覧表)

ステップ4:トラブルシューティング

・はがきを印刷すると、用紙詰まりが発生する

・はがきのコピー時に生じるトラブル

・はがきが給紙されない

・はがきが全体的にずれる、或いは斜めになる

・はがきが一部分或いは半分しか印刷されない

・はがきを印刷すると、黒が出ない/青っぽい/グレーっぽい/赤っぽい/薄い

・コンピュータからはがきの印刷ができない

・HP Envy 5020, Envy Photo 7822/7820/6222/6220, OfficeJet 5220　 - 　用紙サイズではがきを選択すると、2枚目から印刷がずれる