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HP Z シリーズ - HP Remote Graphics Software 6.0.3 で Sender をインストールする方法

解説

ここでは HP Remote Graphics Software 6.0.3 を使用するために、リモート コンピューターに Sender をインストールする方法をご案内します。
HP Remote Graphics Software (RGS) は、ネットワークを介して離れた場所にあるワークステーションの操作を行う・リソースを利用することができるソフトウェアです。 HP 独自の圧縮技術「HP3テクノロジ」を用いており、帯域幅の狭いネットワーク環境であっても、データ容量の大きい 3D グラフィックスや動画も高速かつハイクオリティに表示し、編集することができます。
RGS では、自宅やオフィスなどにあって遠隔での操作を受けるコンピューターを「リモート コンピューター」、お手元にあって「リモート コンピューター」からの情報を受け取って操作を行うコンピューターを「ローカル コンピューター」としています。 また、リモート コンピューターにインストールするソフトウェアを「Sender (RGS Sender)」、ローカル コンピューターにインストールするソフトウェアを「Receiver (RGS Receiver)」としています。
このコンテンツでは Sender のインストール方法をご案内します。
補足:
  • このコンテンツは以下の条件・環境を対象にしています。
    • HP Remote Graphics Software 6.0.3 のダウンロードを完了している
      ※ ダウンロードした zip ファイルを解凍し「RGS-Windows_Sender_and_Receiver_v6.0.3_Z7550-01123」フォルダーが作成されていることをご確認ください。
      HP Remote Graphics Software 6.0.3 の入手方法は以下のコンテンツをご確認ください。
    • リモート コンピューター、ローカル コンピューターともに Windows の環境で使用している
  • Sender を使用するためには RGS のライセンスが必要ですが、HP Z シリーズではライセンスを別途取得せずにお使いいただけます。

操作手順

次の手順で HP Remote Graphics Software 6.0.3 の Sender をインストールします。
補足:
  • 画面は Windows 7 、Internet Explorer 9 のものです。
  • インストールの途中、各設定の選択項目に「I'm not sure, I want more information (よくわからないので追加情報を見る)」が表示されます。 この項目を選んで進めると、その内容に関する詳細な説明が表示されます (英語)。
  • 以前のバージョンの RGS がインストールされている場合、自動的にアップデートの作業となります。 操作はほぼ同じですが、インストールの作業にあるいくつかの手順は省略されます。
  • このコンテンツは HP Z シリーズを対象としています。 それ以外の環境における RGS Sender のインストールには、作業の途中にライセンス認証が必要となります。
  1. 「RGS-Windows_Sender_and_Receiver_v6.0.3_Z7550-01123」フォルダーにある [SenderSetup (.exe)] をダブルクリックします。
  2. [ユーザー アカウント制御] が 表示されたら [はい(Y)] ボタンをクリックします。
  3. 「Remote Graphics Sender - InstallShield Wizard」画面が表示されるので、[Next >] ボタンをクリックします。
  4. 「License Agreement」の内容を確認していただき、[I accept the terms of the license agreement] を選択してから [Next >] ボタンをクリックします。
  5. [Next >] ボタンをクリックします。
    ※ 表示されない場合は次の手順にお進みください。
  6. RGS のオプション機能に関する設定を行います。 設定したら [Next >] ボタンをクリックします。
    補足:
    この設定は後から変更できません。 Sender の再インストールが必要になります。
    選択項目
    説明
    Enable Remote USB
    ローカル コンピューターに接続 されている USB デバイスをリモート コンピューターで仮想的に使用できるようにします。
    Enable Remote Microphone
    (リモート USB が有効な場合、) ローカル コンピューターに接続 されている USB マイクをリモート コンピューターで仮想的に使用できるようにします。
    ※ リモート マイクは Windows 7、Windows 8 では サポートされておらず、設定の画面にも表示されません (上の画面は Windows 7 のものです)。
    Enable Remote Clipboard
    ローカル コンピューターとリモート コンピューターの間でクリップボードを共有できるようにします。
    Enable WAN Improvement
    HP Velocity ネットワーク ドライバーをインストールします。 WAN 環境において、リモート コンピューターとのデータ通信を改善し、パフォーマンスを向上させます。
  7. RGS の認証手続きに関する設定を行います。 設定したら [Next >] ボタンをクリックします。
    通常の「標準ログイン」では、リモート コンピューターで起動中のユーザーアカウントのアカウント名やパスワードを必要とする認証手続きを 2 回繰り返します。「シングル サインオン」または「Easy Login」に設定することで、一方の認証手続きを省略し、接続を簡略化できます。
    補足:
    • リモート コンピューターとローカル コンピューターで、同じユーザーアカウント名と同じパスワードを使用している場合、「標準ログイン」では 2 回の認証手続きがいずれも省略されます。
    • ここでの設定は rgadmin.exe を使用して後から変更できます。
    選択項目
    説明
    Enable Single Sign-On
    「シングル サインオン」を使用し、リモート コンピューターのアカウントのロック画面を解除するためのパスワードの入力が省略されます。
    Receiver が生成する認証画面でのユーザーアカウント名とパスワードの入力のみ必要となります。
    Enable Easy Login
    「Easy Login」を使用し、Receiver が生成する認証画面でのユーザーアカウント名とパスワードの入力が省略されます。
    リモート コンピューターのアカウントのロック画面を解除するためのパスワードの入力のみ必要となります。
    Do not enable either
    「シングル サインオン」および「Easy Login」のどちらも使用せず、「標準ログイン」を使用します。
  8. [Install] ボタンをクリックします。
    ※ 表示されない場合は次の手順にお進みください。
  9. 「InstallShield Wizard Complete」の画面が表示されたら Sender のインストールは完了です。
    再起動が必要となるので [Yes, I want to restart my computer now.] にチェックを付けて [Finish] ボタンをクリックします。
      注意:
    再起動の前に作業中のプログラムがないかをご確認ください。 すぐに再起動を行いたくない場合は、[No, I will restart my computer later.] にチェックを付けて [Finish] ボタンをクリックし、一旦 InstallShield Wizard を終了してから手動で再起動を行ってください。

関連情報

ローカル コンピューターに HP Remote Graphics Software 6.0.3 の Receiver をインストールする手順をご案内するコンテンツです。
» HP Z シリーズ - HP Remote Graphics Software 6.0.3 で Receiver をインストールする方法

対象条件

  • 対象機種
    • HP Z Workstation シリーズ
      Z1, Z200, Z200SFF, Z210, Z210SFF, Z220, Z220SFF, Z400, Z420, Z600, Z620, Z800, Z820

文書情報

Q&A 番号 : WSQA000526
最終更新日 : 2013/09/30