solution Contentsolution Content

Desktop PC シリーズ - Business Desktop 製品で BIOS からハードディスクの診断を行うには

解説

BIOS に含まれるハードディスクの状態を診断するテスト (DPS セルフテスト) の実行方法をご案内いたします。
このテストは、BIOS を起動してハードディスクに実装されている自己診断の S.M.A.R.T (Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology) セルフテストを行い、ハードディスクの状態を診断します。
  注意:
  • Windows をご使用中の場合は、BIOS を起動するためにコンピューターの再起動が必要です。
  • ハードディスクに問題が発生している場合、オペレーティングシステムが起動できない、ファイルの読み書きができない、ハードディスクから異音 (ファイルの読み書き時以外の音) がするなどの症状があらわれる場合があります。 事前に、大切なデータを CD および DVD などのメディアや他のハードディスクなどにバックアップを行ってください。
    以下のコンテンツは、Windows 7 をご使用の場合に、データのバックアップ方法やシステムの復元方法をご紹介しています。
      » Microsoft Windows 7 FAQ 一覧 (システムの復元・バックアップ)
  • このテストは DPS (Drive Protection System) セルフテストの機能を持つハードディスクドライブにのみ有効であり、対応していないハードディスクドライブが取付けられていた場合は、BIOS セットアップユーティリティの画面に [DPSセルフテスト] または [IDE DPSセルフテスト] は表示されません。
  • テストの実行中は、コンピューターの電源ボタンを押して強制終了したり、電源コードを抜いたりしないようにご注意ください。 ハードディスク内のデータ損失や、ハードディスク自体の損傷の原因となります。テストを中断される場合は [Esc] キーを押してください。

操作手順

※ ご使用の製品によっては、以下の手順で表示される項目名や画面が異なる場合もございます。
  1. BIOS セットアップ ユーティリティを起動します。
    ここでは、BIOS の起動手順を簡単にご案内いたします。
    1. コンピューターの起動 (または、再起動時) に、hpロゴで [F10] キーを押します。
    2. 言語の一覧が表示されますので [日本語] を選択し、[Enter] キーを押します。
    3. "Remote Console Support Warning" のメッセージが表示されますので、[F10] キーを押します。
  2. キーボードの矢印キーで [ストレージ] メニューを選択し、[DPSセルフテスト] (または [IDE DPSセルフテスト]) を選択し、[Enter] キーを押します。
  3. 「DPSセルフテスト」(または「IDE DPSセルフテスト」) 画面が表示されたら、テストを行うドライブを選択し、[F10] キーを押します。
  4. 推定実行時間を確認し、[F10] キーを押します。
    ※ 表示される推定時間は、ハードディスクのサイズによって異なります。
  5. テストが開始されます。
      注意:
    テストの実行中は、コンピューターの電源を落としたり電源コードを抜いたりしないようにご注意ください。 ハードディスク内のデータ損失や、ハードディスク自体の損傷の原因となります。テストを中断される場合は [Esc] キーを押してください。
  6. 下図のように テストの結果が表示されたら、終了の状態と完了コードを確認します。
  7. テストの結果を確認し、該当する対処を行ってください。
    「テスト正常終了、完了コード:0」が表示された場合
    テストは無事に終了し、ハードディスクに問題が見つからなかったことを意味しています。
    「テスト中断、完了コード:1または2」が表示された場合
    ユーザーによりテストが中断された、またはハードウェアやソフトウェアのリセットによりテストが中断された可能性があります。
    [ESC]キーを押すとテストを中断できるため、キーボードのキーの上に物が置かれていないことをご確認ください。
    このエラーコードやメッセージが表示された場合は、もう一度、テストを実行してください。
    「テスト中断、完了コード:15」が表示された場合
    このエラーコードやメッセージが表示された場合は、もう一度、テストを実行してください。
    テストを実行する前に、コンピューターの電源を切ってから再度テストを実行してください。 また、このエラーコードはキーボードのキーが押されたままの状態で発生する場合があります。
    再度、同じエラーコードやメッセージが表示された場合は、以下の修理受付窓口までご連絡ください。
    » ビジネスデスクトップPC ご質問と修理受付のご案内
    上記以外の結果が表示された場合
    テストによってハードディスクの異常が検出されました。 エラーコードおよびメッセージをメモなどに控えていただき、以下の「ビジネスデスクトップPC ご質問と修理受付の電話番号」より [修理受付や修理状況のお問い合わせ] に記載の電話窓口へご連絡いただきますようお願いいたします。
    » ビジネスデスクトップPC ご質問と修理受付のご案内
  8. 任意のキーを押してテストの結果画面を終了します。
  9. キーボードの矢印キーで [ファイル] メニューを選択し、[変更を保存しないで終了] を選択し、[Enter] キーを押します。
  10. コンピューターが再起動されます。

対象条件

  • 対象機種
    • HP Compaq Business Desktop シリーズ
      Pro 6305 SF, Pro 6300 All-in-One, Pro 4300 SF, Pro 6300 SF, Elite 8300 US, Elite 8300 MT, Elite 8300 SF, 6000 Pro All-in-One, 6005 Pro US, 8100 Elite MT, 8100 Elite SF, 8000 Elite US, 8000 Elite MT, 8000 Elite SF, 6005 Pro SF, 6000 Pro SF, dc7900 US, dc7900 MT, dc7900 SF, dc5850 MT, dc5850 SF, dc5800 SF, dc7800 US, dc7800 MT, dc7800 SF, dc5750 MT, dc5750 SF, dc5700 SF, dx7300 MT, dx7300 SF, dc7700 US, dc7700 MT, dc7700 SF, dx2100 ST, dc7600 US, dc7600 MT, dc7600 SF, dx7200 ST, dc7100 US, dc7100 MT, dc7100 SF, dc5100 SF, dc5000 SF, dx6120 MT, dx6120 SF, dx6100 MT, dx6100 SF, dx2000 ST, d530 US, d530 MT, d530 SF, d330 MT, d330 SF
    • HP Business Desktop d325 SF

関連情報

■ 上記の対象機種に含まれていない Business Desktop 製品のハードディスクの診断方法について
以下の3製品は診断画面が異なります。 ご使用の製品名をクリックして手順をご確認ください。
■ Elite、Pro シリーズの一部の製品では、BIOS 以外の画面でハードウェアの情報収集や診断を行うことができます
Elite、Pro シリーズの一部の製品では、コンピューターの起動時に [F2] キーを数回押し続けると "Advanced system Diagnostics" が起動します。 この "Advanced system Diagnostics" の画面では、Windows が起動しない場合でもコンピューターのシステム情報 (製品名、製品型番、シリアル番号、搭載されている CPU やメモリなど) の確認やコンピューターの診断を行えるソフトウェアです。

文書情報

Q&A 番号 : BPQA000060
最終更新日 : 2013/12/17