Microsoft システム構成 (msconfig) ツールは、どのソフトウェアを Windows で開くかなど、システムの構成設定を変更するために使用する、Microsoft のソフトウェアアプリケーションです。このツールには次のような便利なタブが含まれます。全般、ブート、サービス、スタートアップ、ツールMicrosoft システム構成を使用し、お使いのコンピューターの問題を解決することができます。
ビジネスコンピューターの場合、Microsoft システム構成を使用して加えた変更が再起動後に元に戻されることや、項目が表示されない、またはグレー表示されることがあります。これらの変更は、ポリシーが設定されている PC の管理に関連している場合があります。詳細については、会社の IT 部門または地域の IT サービスにお問い合わせください。
Windows のソフトウェアの問題をトラブルシューティングするには、msconfig を検索し、[システム構成] をクリックしてツールを開きます。
[全般] タブでは、Windows の起動時にすべての重要でないソフトウェアやサービスが読み込まれないようにしたり、個々のプログラムが読み込まれないようにすることができます。
トラブルシューティングの目的のため、次の手順に従って、Windows の起動時にすべてのソフトウェア プログラムが起動されないようにしてください。これにより、利用可能なメモリとプロセッサ時間が増加します。
次の手順により、ウィルス対策ソフトウェアや、重要な機能を提供するその他のソフトウェアを含めて、すべてのスタートアップ項目が起動しないようにします。これらの手順は、トラブルシューティングの目的でのみ実行してください。すべてのスタートアップ項目をすべて読み込まれないようにして問題が解決した場合、[全般] タブまたは [スタートアップ] タブを使用し、個々のソフトウェアを読み込まれないようにします。
[全般] タブをクリックします。
[スタートアップのオプションを選択] を選択し、[スタートアップの項目を読み込む] の選択を解除します。
[サービス] タブをクリックします。
[Microsoft のサービスをすべて隠す] を選択して重要なサービスが無効にされないようにし、[すべて無効] をクリックして [サービス] タブの残りの項目を無効にします。
コンピューターを再起動して、変更を有効にします。
すべてのソフトウェアが読み込まれないようにした後で問題が発生しないことが判明した場合は、[スタートアップ] タブを使用し、問題の原因となっているソフトウェアを探すことができます。1 つのソフトウェアを除くすべてのソフトウェアを選択し、コンピュータを再起動します。
一度に1つのソフトウェアを無効にし、問題が発生しなくなるまで再起動することを繰り返します。
問題の原因となっているソフトウェアまたはサービスが判明したら、それをアンインストールするか、Windows の起動時に読み込まれないようにします。
システム構成ツールを使用し終わったら、再び開いて、[通常スタートアップ] を選択し、[OK] をクリックします。
[全般] タブで、特定のプログラムが Windows で起動されないようにすることができます。
[全般] タブで次の項目を選択すると、起動時に問題の原因となっているスタートアップソフトウェアまたはサービスを特定することができます。
通常スタートアップ:Windows の起動時に同時に起動するようにスケジュールされているすべてのソフトウェアが起動するようにします。
診断スタートアップ:基本的なサービスとドライバのみで Windows を起動します。このモードでは、基本的な Window ファイルに問題があるかどうかを判定することができます。
スタートアップのオプションを選択:[スタートアップ] タブで、起動するプログラムとサービス、起動しないプログラムとサービスを選択します。
[ブート] タブを使用して Windows の起動方法を変更することができます。[ブート] タブには、システム情報ファイル内の構成オプションの一覧が表示されます。
[ブート] タブには以下のオプションがあります:
セーフブート:最小:ネットワークを無効にします。Windowsのユーザーインタフェース (Explorer) をセーフ モードで起動し、重要なシステム サービスのみを実行します。
セーフブート:代替シェル:ネットワークを無効にします。コマンドプロンプトをセーフモードで起動し、重要なシステムサービスのみを実行します。
セーフブート:Active Directory 修復。Active Directoryを有効にする点を除き、[セーフブート:最小] と同様です。
セーフブート:ネットワーク:ネットワークを有効にする点を除き、[セーフブート: 最小] と同様です。
GUI ブートなし:起動時に Windows スプラッシュ画面が無効になります。
ブートログ:起動処理のすべての情報をファイルに格納します。
基本ビデオ:Windows ユーザーインタフェースを最小 VGA モードで起動します。
OS ブート情報:起動処理中に、各ドライバーがロードされるごとに、そのドライバー名を表示します。
すべてのブート設定を固定する:[システム構成] で行った変更を追跡しません。後で変更したい場合、手動で行う必要があります。この機能を選択すると、[全般] タブの [通常スタートアップ] オプションは無効になります。
[タイムアウト] フィールド:システム構成を使用すると、オペレーティング システムの選択画面が 30 秒間表示されることがあります。その結果として、全体の起動時間が 30 秒間増えます。起動時にオペレーティング システム選択画面が 30 秒間表示されるのを防止するには、[タイムアウト] フィールドを 0 に変更します。
[サービス] タブには、Windows の起動時に起動される、または定期的に実行される統合 Windows サービスおよびプログラムの一覧が表示されます。プログラム名の横のチェックボックスをチェックをオンまたはオフにすることで、プログラムやサービスの起動を有効または無効にすることができます。
多くのサービスはコンピュータの動作に不可欠であるため、サービスを無効にする場合は注意が必要です。
[スタートアップ] タブで [タスクマネージャーを開く] をクリックします。タスクマネージャーの [スタートアップ アプリ] または [スタートアップ] タブを使用して、Windows の起動時に読み込まれる項目を管理することができます。
タスク マネージャーのこのタブには、Windows の起動時に自動的に起動されるソフトウェアの一覧が表示されます。このタブは、Windows の起動時に個々のプログラムが起動しないようにしたり、パフォーマンスに問題の原因となっている可能性のあるプログラムを特定する場合に使用します。
タスクマネージャで管理できるソフトウェアの種類の一部を以下に示します:
ウィルス対策ソフトウェア:ウイルス対策ソフトウェアを無効にする場合、トラブルシューティング時に限定してください。トラブルシューティングが完了したら、ウイルス対策ソフトウェアを再度有効にしてください。
キーボードマネージャ: キーボードマネージャを無効にすると、拡張マルチメディアキーとボリューム コントロールノブが機能しなくなります。
システムトレイのアイコン:無効にすると、アプリのアイコンがシステムトレイに表示されなくなります。
タスク マネージャーの [スタートアップアプリ] または [スタートアップ] タブには、Windows の起動後に自動的に起動されるプログラムの一覧と各プログラムの状態が表示されます。個々のプログラムを無効にするには、該当のプログラムを右クリックして [無効化] をクリックします。
以下のスタートアップ項目は、診断以外の目的で無効にしないでください:
この一覧は、すべてを網羅するものではありません。
HD Audio Control Panel
HP KBD EXE
hp digital imaging (hp オールインワン シリーズ用)
HPRun
hpsysdrv
Microsoft Windows オペレーティングシステム
NVIDIA 製品
Symantec Technologies 製品
[ツール] タブには、コンピューターのパフォーマンスを向上させるための診断ツールや他の高度なツールの一覧が表示されます。
ツールを開く前に、ツールの名前の横の説明を読み、機能をよく理解します。ツールを開くには、一覧からツールの名前を選択して [起動] をクリックします。