バッテリー容量が変化することで、Windows の充電残量の表示が 100% にならない場合があります。お使いのバッテリーの状態を知るには、バッテリーをテストし、必要な場合は校正します。バッテリーを校正することで、残量計がリセットされ、Windows で残量が正確に表示されるようになります。このドキュメントでは、バッテリーのテストと校正の 2 つの方法を説明します。また、手動でバッテリーを校正する方法を説明します。

お使いのノートブックのバッテリーが膨張または変形している場合は、「HP ノートブック PC - ノートブックのバッテリーの膨張または変形」で詳しい情報をご確認ください。

HP PC Hardware Diagnostics Windows を使用してバッテリーをテストする (推奨)

コンピューターのハードウェアコンポーネントをテストし、ハードウェア障害を確認できる診断ソフトウェアが、HP から提供されています。バッテリーテストで、バッテリーが正しく動作しているか、システムを確認します。

Windows または HP PC Hardware Diagnostics のバージョンによって、この手順の情報とグラフィックが若干異なる場合があります。

コンピューターの電源を入れます。
HP PC Hardware Diagnostics Windows を検索して開きます。

このアプリケーションがコンピューターにインストールされていない場合、または最近更新していない場合は、最新バージョンをダウンロードしてください。詳細は、自分のコンピューターにHP PC Hardware Diagnostics (Windows) がインストールされていない場合はどうすればよいですか？をご覧ください。
メインメニューで [コンポーネントテスト] をクリックします。
[コンポーネントテスト] のリストで、[電源] をクリックします。
[バッテリーチェック] を選択し、[1 回実行] をクリックします。
テストが進行している間待ちます。バッテリーテストは、約 2 分かかります。
[コンポーネントテスト] ページの [完了] をクリックします。
[テストログ] を選択し、バッテリーテストの結果を表示します。
テストが完了したら、テストログでバッテリーのステータスを確認します。
- バッテリーが合格した場合は [メインメニュー] をクリックするか、[詳細] をクリックして内容を確認します。
- バッテリーが不合格の場合は、以下の手順に進みます。

推奨される対処法については以下を確認し、バッテリーの状態と障害 ID を書き留めます。HP カスタマーサポートにご連絡の際は、バッテリーのステータスと障害 ID を手元にご用意ください。

この表の情報は、メインメニューの [テストログ] セクションでも確認できます。

バッテリーチェックの結果
ステータス	メッセージ	推奨される対処法
合格済み	バッテリーは正常かつ想定どおりに機能します。	詳細については、残りのメッセージを読んでください。
弱いまたは非常に弱い	バッテリーは正常に機能していますが経年劣化により、充電中のバッテリー寿命が新品時より大幅に短くなっています。	一定期間の使用後および使用する際に発生するバッテリー容量の低下が顕著な場合、このステータスメッセージが表示されます。バッテリーの使用可能時間を長くするには、バッテリーを交換する必要があります。
交換	バッテリーの故障が報告されているため、できるだけ早く交換する必要があります。	バッテリーを交換します。コンピューターが保証期間内であれば、HP サポートに問い合わせて、バッテリーが保証対象であるかご確認いただけます。
ID 番号付きのエラー	バッテリーにハードウェア障害が発生しました。	バッテリーのステータスと障害 ID をメモします。HP カスタマーサポートにご連絡の際は、バッテリーのステータスと障害 ID を手元にご用意ください。
バッテリーがありません	HP Battery Check でバッテリーが検出されませんでした。	バッテリーがインストールされていないか、バッテリーコンパートメントで検出されません。バッテリーがインストールされている場合、バッテリーを取り外し、ピンを調べて、接続を妨げる汚れやその他の異物がないかを確認します。バッテリーが挿入されておらず、そのコンパートメントでバッテリーをテストしたい場合は、コンパートメントにバッテリーを完全に挿入します。
不明	HP Battery Check でバッテリーにアクセスできませんでした。	バッテリーを取り出して挿入し直します。HP Support Assistant からすべてのアップデートをダウンロードし、インストールする必要があります。

HP Support Assistant でバッテリをテストする

HP Battery Check は、Windows でバッテリのシンプルかつ正確なテストを提供する HP Support Assistant のユーティリティです。

HP Support Assistant を使用してバッテリをチェックし、校正するには、以下の手順に従います。

Windows で、[[HP Support Assistant]] を検索して開きます。

このアプリケーションがお使いのコンピューターにインストールされていない場合は、「HP Support Assistant」にアクセスして、最新バージョンをダウンロードします。
[[マイダッシュボード]] タブで [[バッテリ]] をクリックします。バッテリページが表示されます。
[[バッテリチェックを実行]] をクリックします。
バッテリチェックが完了するまで待ちます。

HP Battery Check には、バッテリのステータスが表示されます。

HP Support Assistant のバッテリチェックの結果を確認します。結果として、次のようなステータスが表示されます。

HP Support Assistant のバッテリチェックの結果
状態	メッセージ	推奨される対処法
合格済み	バッテリは正常かつ想定どおりに機能します。	詳細については、残りのメッセージを読んでください。
弱いまたは非常に弱い	バッテリは正常に機能していますが経年劣化により、充電中のバッテリ寿命が新品時より大幅に短くなっています。	一定期間の使用後および使用する際に発生するバッテリ容量の低下が顕著な場合、このステータスメッセージが表示されます。バッテリの使用可能時間を長くするには、バッテリを交換する必要があります。
交換	バッテリの故障が報告されているため、できるだけ早く交換する必要があります。	バッテリを交換します。コンピューターが保証期間内であれば、HP のサポート窓口に問い合わせて、バッテリが保証対象であるかご確認いただけます。
ID 番号付きのエラー	バッテリにハードウェア障害が発生しました。	バッテリのステータスと障害 ID を書き留めます。HP カスタマーサポートに連絡する必要がある場合は、バッテリのステータスと障害 ID を確認できるように状態を控えておいてください。
バッテリがありません	HP Battery Check でバッテリが検出されませんでした。	バッテリがインストールされていないか、バッテリコンパートメントで検出されません。バッテリがインストールされている場合、バッテリを取り外し、ピンを調べて、接続を妨げる汚れやその他の異物がないかを確認します。バッテリが挿入されておらず、そのコンパートメントでバッテリをテストしたい場合は、コンパートメントにバッテリを完全に挿入します。
不明	HP Battery Check でバッテリにアクセスできませんでした。	バッテリを取り出して挿入し直します。HP Support Assistant からすべてのアップデートをダウンロードし、インストールする必要があります。

HP PC Hardware Diagnostics UEFI を使用して、Windows が起動する前にバッテリーをテストする

バッテリーを完全に充電してから、Windows 起動前のバッテリーテストを行うことをお勧めします。

AC アダプターを外します。
[電源]ボタンを 5 秒以上長押しして、コンピューターの電源を切ります。
コンピューターの電源を入れたら、すぐに Esc キーを 1 秒間に約 1 回繰り返し押します。スタートアップメニューが表示されたら F2 キーを押します。HP PC Hardware Diagnostics のメニューが表示されます。
メインメニューで [コンポーネントテスト] をクリックします。
[コンポーネントテスト] のリストで、[電源] をクリックします。
[電源テスト] リストで、[バッテリー] をクリックします。
[バッテリーテスト] ページで、[1 回実行] をクリックします。バッテリーテストが開始されます。

バッテリーテストは、約 2 分かかります。必要に応じて、バッテリーの校正に 12～14 時間かかります。Esc キーを押して、いつでもキャンセルできます。
バッテリーチェックが完了するまで待ちます。
テストが完了したら、[バッテリーチェック] ページの線の下で、バッテリーのステータスを確認します。
- バッテリーが合格した場合は [メインメニュー] をクリックするか、[バッテリーの詳細] をクリックして内容を確認します。
- バッテリーが合格し、校正が必要な場合は、[バッテリーの校正] をクリックします。
- バッテリーが不合格の場合は、以下の手順に進みます。

バッテリーが故障している場合は、以下の表で推奨される対処法を確認して、バッテリーのステータスと障害 ID をメモします。HP カスタマーサポートにご連絡の際は、バッテリーのステータスと障害 ID を手元にご用意ください。

この表の情報は、メインメニューの [テストログ] セクションでも確認できます。

バッテリーテストの結果
ステータス	メッセージ	推奨される対処法
合格済み	バッテリーは正常かつ想定どおりに機能します。	バッテリーの校正は必要ありません。詳細については、残りのメッセージを読んでください。
校正する	バッテリーは正常に機能していますが、校正する必要があります。	表示されるメッセージを確認し、応答します。[HP バッテリー自動校正] 機能を使用するオプションが表示される場合は、こちらを優先してください。それ以外は、[バッテリーの校正方法について] をクリックして、バッテリーを校正する手順を確認します。注: バッテリーの校正は完了までに数時間かかる場合があります。そのため、コンピューターを長時間使用しない予定のときに実行するのが最適です。
弱いまたは非常に弱い	バッテリーは正常に機能していますが経年劣化により、充電中のバッテリー寿命が新品時より大幅に短くなっています。	一定期間の使用後および使用する際に発生するバッテリー容量の低下が顕著な場合、このステータスメッセージが表示されます。バッテリーの使用可能時間を長くするには、バッテリーを交換する必要があります。
交換	バッテリーの故障が報告されているため、できるだけ早く交換する必要があります。	バッテリーを交換します。コンピューターが保証期間内であれば、HP サポートに問い合わせて、バッテリーが保証対象であるかご確認いただけます。
ID 番号付きのエラー	バッテリーにハードウェア障害が発生しました。	バッテリーのステータスと障害 ID をメモします。HP カスタマーサポートにご連絡の際は、バッテリーのステータスと障害 ID を手元にご用意ください。
バッテリーがありません	HP Battery Check でバッテリーが検出されませんでした。	バッテリーがインストールされていないか、バッテリーコンパートメントで検出されません。バッテリーがインストールされている場合、バッテリーを取り外し、ピンを調べて、接続を妨げる汚れやその他の異物がないかを確認します。バッテリーが挿入されておらず、そのコンパートメントでバッテリーをテストしたい場合は、コンパートメントにバッテリーを完全に挿入します。
不明	HP Battery Check でバッテリーにアクセスできませんでした。	バッテリーを取り出して挿入し直します。HP Support Assistant からすべてのアップデートをダウンロードし、インストールする必要があります。

バッテリーを手動で校正する

バッテリーを手動で校正するには、バッテリーを放電または空にして、バッテリーを再充電する必要があります。以下の手順は、ほとんどの種類のバッテリーに適用できます。

バッテリーを校正した後、バッテリーテストを実行します。バッテリーを校正すると、バッテリーゲージソフトウェアの精度が向上し、現在の充電レベルがより正確に表示されます。

注:

校正を行う前に、バッテリーを完全に充電する必要はありません。コンピューターをオンにし、HP PC Hardware Diagnostics UEFI を使用してバッテリーを放電します。

HP PC Hardware Diagnostics UEFI を最新バージョンに更新する必要があります。最新バージョンをダウンロードするには、「HP Hardware Diagnostics」Webサイトにアクセスしてください。[OS 以外の PC の問題を診断する] を選択し、[ダウンロード] をクリックします。

バッテリーを放電する

HP PC Hardware Diagnostics UEFI を使用して、バッテリーを放電します。

注:

この手順を開始したときにコンピューターのバッテリーがすでに放電されており、コンピューターがオンにならない場合は、最低 5.5 時間待ってから、バッテリーを再充電するに進みます。

AC アダプターを外します。
[電源]ボタンを 5 秒以上長押しして、コンピューターの電源を切ります。
コンピューターの電源を入れたらすぐに F2 キーを押し、HP PC Hardware Diagnostics UEFI メニューが開くまで、1 秒に 1 回程度繰り返し押してください。
メインメニューで [コンポーネントテスト] をクリックします。

注:
ここでの目的は、バッテリーを空にすること、つまり放電することで、テスト結果を知ることではありません。バッテリーが放電され、テスト結果が表示される前にコンピューターがオフになります。
[コンポーネントテスト] リストで、[バッテリー] をクリックします。
[バッテリーテスト] ページで、[1 回実行] をクリックします。バッテリーテストが開始されます。バッテリーがテストに合格したら、[バッテリーの校正] をクリックします。
[バッテリーの校正] ページで、[校正の開始] をクリックします。

注:
バッテリーの校正を実行するには、BIOS の Battery Health Manager 設定を [HP によるマイバッテリーヘルスの管理] にする必要があります。Battery Health Manager の設定が異なる場合は、プロンプトが表示されたら [続行] をクリックして設定を変更します。

AC アダプターがまだ接続されている場合は、AC アダプターを取り外し、プロンプトが表示されたら [続行] をクリックして手順を続行します。
HP PC Hardware Diagnostics はバッテリーを放電し、完了までの推定時間を表示します。校正プロセスが完了したら、AC アダプターを再び接続し、画面に表示された時間にコンピューターの電源を入れます。

注:
AC アダプターを再び接続してコンピューターの電源をオンにする推奨時間は、通常、校正プロセスが完了してから約 6 時間後です。
その後、バッテリーを再充電します。

バッテリーを再充電する

バッテリーを完全に充電して、バッテリーの校正を完了します。

注:

バッテリーが完全に充電される前に HP Battery Check を実行すると、バッテリーの不具合が不正確に報告される可能性があります。

AC アダプターを電源に差し込み、バッテリーを充電します。
バッテリーをフル充電、99%～100%まで充電します。これには約 4 時間かかります。

注:
ビジネスノートブックを使用している場合は、Battery Health Manager で [HP によるマイバッテリーヘルスの管理] 設定を使用していることを確認します。この設定を使用して、ノートブックを完全に充電する必要があります。詳細は、バッテリーヘルスマネージャーを使用する (Windows搭載HP ビジネスノートブック PCのみ) をご覧ください。

注:
コンピューターがオンでもオフでも、バッテリーは引き続き充電されます。
バッテリー残量を確認します。コンピューターの電源を入れて、通常どおり Windows を起動します。デスクトップで、システムトレイのバッテリーアイコンにポインターを合わせて、バッテリー残量を表示します。バッテリー残量が、99%～100% であることを確認します。

注:
AC アダプターを差し込み、すぐに HP Battery Check を実行すると、バッテリー不良を示す誤った障害メッセージがされることがあります。バッテリーが低充電状態 (3% 未満) の場合にも、誤った表示がされることがあります。
2 時間待ってから、ノートブックを使用します。

バッテリーヘルスマネージャーを使用する (Windows搭載HP ビジネスノートブック PCのみ)

このBIOSユーティリティでは、一部のHP ビジネスコンピューターのバッテリーの寿命とパフォーマンスを改善する設定が多数提供されています。

これらのプラットフォームでバッテリーヘルスマネージャーを有効にできるコンピューターのモデルおよびBIOSアップデートの一覧については、「HP ビジネスノートブック、モバイルワークステーション、モバイルシンクライアント - バッテリーヘルスの最適化に役立つHP バッテリーヘルスマネージャーの導入」を参照してください。

コンピューターの電源を切り、電源コードがコンピューターに接続されていることを確認します。
コンピューターの電源を入れ、[スタートアップ] メニューが表示されるまで、Escキーを繰り返し押します。
f10キーを押してBIOS Setup Utilityを開きます。
矢印キーを使用して、[詳細設定] > [電源管理オプション] を選択します。

バッテリーヘルスマネージャー機能が表示されます。バッテリーヘルスマネージャーが表示されない場合は、「HP カスタマーサポート - ソフトウェアおよびドライバのダウンロード」ページにアクセスし、BIOSを利用可能な最新バージョンにアップデートします。
ドロップダウンメニューをクリックして、バッテリーヘルスマネージャーの設定を選択します。
- [バッテリーヘルスを最大化する]：コンピューターを電源アダプターに接続した状態で使用することが多い場合は、この設定を使用します。この設定でバッテリーの充電レベルを80%までに抑えることで、バッテリーの劣化を防ぎます。
- [HPによるバッテリー充電の管理]：コンピューターが定期的に電源アダプターから取り外され、また放電されたり、1年以上経過したりしている場合は、この設定を使用してください。バッテリーヘルスの最大化とバッテリー持続時間の最大化の間で、充電中の挙動を自動で調整します。
設定を選択したら、[保存]をクリックしてBIOS Setup Utilityを終了します。

バッテリのテストと校正に関するよく寄せられる質問 (FAQ)

バッテリのテストと校正に関して、よく寄せられる質問を確認してください。

自分のコンピューターにHP PC Hardware Diagnostics (Windows) がインストールされていない場合はどうすればよいですか？

一部のコンピューターには、HP PC Hardware Diagnostics (Windows) ツールがインストールされていません。コンピューターのハードウェアコンポーネントをテストできる診断ソフトウェアを、HPは提供しています。

HP PC Hardware Diagnostics (Windows) は、診断テストを実行して、コンピューターのハードウェアが正常に機能しているかを確認できるユーティリティです。このツールは、ハードウェア障害を診断するために、Windowsオペレーティングシステム内で動作します。

最新バージョンをダウンロードするには、HP Hardware Diagnostics Webサイトにアクセスしてください。
[[IN WINDOWS]] タブをクリックし、[[Download HP Diagnostics Windows]] (HP Diagnostics Windowsのダウンロード) をクリックします。
画面の説明に沿って操作し、HP PC Hardware Diagnostics for Windowsをダウンロードしてインストールします。

注:
HP PC Hardware Diagnostics for Windowsについての詳細は、「HP PCs - Testing for hardware failures in Windows 10」 (HP PC - Windows 10でのハードウェア障害のテスト) にアクセスしてください。

HP PC Hardware Diagnosticsがハードディスクドライブからロードされない場合、どのように実行すればよいですか。

HP PC Hardware Diagnostics (Windows) を空のFATまたはFAT32フォーマットのUSBフラッシュドライブにインストールして、メインストレージデバイスに障害が発生した場合やUEFIファイルが破損した場合に使用できます。

コンピューターにフォーマット済みのUSBフラッシュドライブを挿入します。
最新バージョンをダウンロードするには、HP Hardware Diagnostics Webサイトにアクセスしてください。
[[IN WINDOWS]] タブをクリックし、[[Download HP Diagnostics Windows]] (HP Diagnostics Windowsのダウンロード) をクリックします。
画面の説明に沿って操作し、HP PC Hardware Diagnostics for Windowsをダウンロードします。
セットアップウィザードでインストール先の選択を求められたら、[[USBフラッシュドライブ]] を選択します。
画面の説明に沿って操作し、HP PC Hardware Diagnostics for Windowsのインストールを完了します。

注:
HP PC Hardware Diagnostics for Windowsの使用についての詳細は、「HP PCs - Testing for hardware failures in Windows 10」 (HP PC - Windows 10でのハードウェア障害のテスト) にアクセスしてください。

コンピューターに HP Support Assistant がインストールされていない場合はどうすればよいですか？

HP Support Assistant の最新バージョンをダウンロードします。

HP Support Assistant をダウンロードしてインストールするには、「HP サポートアシスタント」にアクセスして [[ダウンロード]] ボタンをクリックし、画面の説明に沿って操作します。

詳細は、「HP PC - HP Image Assistant の使用 (Windows)」をご覧ください。

詳細なバッテリーチェックレポートの結果はどのように解釈するのですか？

[バッテリーの詳細] または [詳細情報] の各項目には、以下の意味があります。

番号	説明
1	HP PC Hardware Diagnostics UEFI
2	HP Support Assistant

[充電済み] または [放電中]：パーセンテージは、バッテリーの充電 100% に対する充電の進捗です。電源コードがコンピューターに接続されている場合は [充電済み]、電源コードが抜かれている場合は [放電中] と表示されます。
[プライマリバッテリー]：プライマリバッテリーのテスト結果を要約しています。
[保証の種類]：バッテリーの保証について記載しています。
[サイクルカウント]：バッテリーを完全に放電して再充電できる回数。この例では、バッテリーは 1000 回のうち 38 回充電/放電されています。
[製造元]：バッテリーの製造元を示すコード。
[バッテリーの使用期間]：バッテリーが製造されてから経過した日数です。
[シリアル番号]：バッテリーのシリアル番号。
[温度]：バッテリーの温度。
[設計容量]：バッテリーの設計充電容量を示します。
[フル充電容量]：フル充電時のバッテリー容量を示します。
[容量の残量]：バッテリーの充電残量をパーセンテージではなくミリアンペア時間 (mAh) で示します。
[電流]：ミリアンペア (mA) で表された放電電流。コンピューターで外部AC電源を使用すると、電流は [0mA] と表示されます。
[端子の電圧]：バッテリー端子からの電圧出力。
[設計電圧]：バッテリーの設計電圧を示します。
[セル電圧 (1-4)]：各バッテリーには、セルが最大 4 個あります。セル電圧は、各個別セルの容量を示します。1つ以上のセル電圧項目に [0mV] と表示されている場合、バッテリーには 3 個以下のセルが含まれています。
[ステータス]：サービス技術者用に追加のバッテリー状態情報を示すコードを提供します。
[外部 AC 電源]：電源コードがコンピューターに接続されている場合は [はい]、電源コードが抜かれている場合は [いいえ] と表示されます。
[CT 番号]：この番号は、バッテリーのバーコードに印刷されている識別番号です。
[セカンダリバッテリー]：別のバッテリーの存在を示します。

バッテリが100%まで充電されていない場合でも、バッテリのステータス表示が「Charged」(充電済み) になるのはなぜですか。

電源コードを接続する際、短時間の充電セッションを何度も繰り返すような方法からバッテリを保護するために、残量が94%を下回るまでバッテリの充電は開始されません。

バッテリが98%のときに [Charged] (充電済み) と表示されている結果

バッテリの容量と寿命はどのようにして最大化するのですか。

バッテリの使用と保管に関する推奨事項は、各モデルのHPユーザーガイドに記載されています。バッテリのお手入れの習慣に関するこの追加情報を確認してください。

リチウムイオン電池は、30～50%の充電状態で、20～25°C (68～77°F) の温度で保管してください。
バッテリを分解したり、つぶしたり、穴を開けたりしないでください。バッテリの外部電極部分をショートさせないでください。バッテリを火や水の中に投棄しないでください。
バッテリを長時間高温にさらして放置しないでください。高温に長時間さらす (例えば、暑い車内) と、リチウムイオン電池の劣化が早まります。
ノートブックコンピューターを2週間以上保管する (電源を切り、外部AC電源に接続しない) 場合は、バッテリを取り外してください。
ノートブックコンピューターを2週間以上続けて外部AC電源に (ACアダプターまたはドッキングステーションを介して) 接続する場合は、ノートブックコンピューターからバッテリを取り外してください。
ノートブックコンピューターでバッテリ電源を使用してハイエンドのアプリケーションを実行する場合は、最高容量 (Ah) の定格を持つ種類のバッテリを使用してください。
使用モデルに基づいてバッテリを校正してください。通常の方法で使用されるバッテリは、少なくとも3か月に1回の校正が必要です。だたし、ほとんど完全な放電がされないバッテリは、約1か月に1回の校正が必要です。
バッテリはお子様の手の届かない所に保管してください。
コンピューターに付属するバッテリ、HPが提供する交換用バッテリ、またはアクセサリとして購入した互換バッテリのみを使用してください。

バッテリの電力を節約するにはどうすればよいですか？

ノートブックPCの消費電力を手動で変更して、バッテリ電源を節約できます。

画面の明るさを読み取り可能な最小レベルまで下げます。FnとF7またはF8キーで、明るさを調整します。
使用していない周辺機器を取り外します。外付けハードディスクドライブ、CD-ROM、USBフラッシュドライブ、PCカード、およびその他の周辺機器は、使用していないときでもバッテリの電力を消費します。これらの機器を使用した後は、機器を外してください。
プロセッサの速度を下げます。コンピューターは高速で動作すればするほど、電力供給をより早く使い切ります。プロセッサ速度を落とすことにより、バッテリの充電を延長できます。プロセッサ速度を下げる方法はモデルによって異なります。この操作を行うには、お手持ちのプロセッサマニュアルを参照してください。
使用していないときに、無線オン/オフボタンをオフにします。お使いのノートブックに無線オン/オフボタンがある場合は、ボタンを押します (ランプが消えます)。
バックグラウンドで動作しているプログラムを調べます。プログラムの中にはクイックスタートユーティリティを自動的にインストールして、コンピューターの起動時にバックグラウンドで動作するものもあります。不要なプログラムを定期的に検索して削除することにより、所要電力を減らせます。

元のバッテリの充電が遅いのに、交換用バッテリの充電は正常なのですが。

元のバッテリの充電が遅いのに、交換用バッテリの充電が正常な場合、バッテリに障害はない可能性があります。不具合がある、または消耗したと思われるバッテリを交換する前に、バッテリの交換が必要かどうかを次の手順に従って判断してください。

[[デバイスマネージャー]] を検索して開きます。
[[バッテリ]] の左にある矢印をクリックして、バッテリオプションを展開します。
ドロップダウンメニューで、各 [ACPI オプション] を右クリックし、[[アンインストール]] を選択します。
コンピューターを再起動します。

これで、バッテリが正常に充電されます。これで正常に充電されない場合は、バッテリを交換する必要があります。

いつバッテリを交換すればいいですか。

通常は3～5年間後に、ノートブックのバッテリの交換が必要になります。HPから提供されている診断テストを実行することで、バッテリ交換時期を特定できます。

バッテリが寿命に達した後、ノートブックを交換するかバッテリのみを交換するかを選択できます。ノートブックではなくバッテリを交換すると、ノートブックの寿命を延ばせるため、保有コストと産業廃棄物の両方を削減できます。

HPでは、違法品や偽造品の購入を防止するため、HPの代理店や販売業者からHP純正交換用バッテリを購入することを勧めています。

交換用バッテリーはどこで入手できますか。

ノートブックコンピューターのモデルごとに必要なバッテリーは異なります。バッテリーを注文する前に、交換用バッテリーの部品番号を判定するため、お使いのノートブックコンピューターの製品番号を知る必要があります。

製品番号を確認するには、HP Support Assistantを使用するか、製品ラベルに記載されている製品番号を探します。

注:

HP純正の交換用バッテリーを購入することを、強くお勧めします。HPバッテリーは、国際的な業界の安全基準を満たすか上回るように製造されており、ノートブックに付属する元のバッテリと同じ業者により製造されています。HP純正の交換用バッテリーをご使用になると、すべてのHP製品の性能サポートがHPより行なわれます。

Windows で、[[HP Support Assistant]] を検索して開きます。HP Support Assistantが起動されると、ノートブックコンピューターの製品名、製品番号、シリアル番号が表示されます。

注:
HP Support Assistantをダウンロードしてインストールするには、「HP Support Assistant」にアクセスし、画面の説明に従って操作してください。
製品ラベルに記載されたノートブックコンピューターの製品番号を確認するには、ノートブックコンピューターの電源を切ります。ノートブックPCを裏返し、裏側に貼り付けられたHP製品ラベルを探します。製品番号 (P/N) はこのタグに印刷されています。

詳しい情報の確認は、「Find product and serial numbers for HP PCs, printers, and accessories」(HP PC、プリンター、アクセサリの製品番号とシリアル番号を探す) を参照してください。

注:
モデルによっては、製品タグは、バッテリーコンパートメントの内側またはアクセスパネルの後ろに貼られています。

詳細については、「HP Notebook PCs - Purchasing a Replacement Battery」(HPノートブックPC - 交換用バッテリーの購入) を参照してください。

なぜ、交換用リチウムイオン電池で、品質管理と安全設計が重要なのですか。

安全設計ガイドラインと機能、および製品品質管理が厳格に遵守されない場合、リチウムイオン電池の高エネルギー密度には潜在的な危険性があります。

リチウムイオン電池の欠陥により、発熱現象や製品安全リコールが発生したという報道がたくさんあります。HPでは、いかなる製品の欠陥の可能性も最小限に抑えるため、バッテリの開発および製造工程に厳格な基準を設けています。HPでは、正規代理店からHP純正交換用バッテリを購入することを強く推奨しています。

注意:

偽造バッテリ：非正規業者は偽造品を販売する際に、「HP純正品」、「HP正規品」、または「HPオリジナル製品」と騙って、交換用バッテリを提供する場合があります。このようなバッテリは、通常45USドル以下で提供され、それはHPバッテリの製造コストすら下回っています。HPでは、偽造バッテリを使用するHP製ノートブックコンピューターのパフォーマンスを制御できません。