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HP ChromebookおよびChromebox - Chrome診断を使用してハードウェアの問題をトラブルシューティングする

以下の手順を使用して、Chrome Diagnostics^®を搭載しているHP Chromebook^®およびChromebox^®コンピューターの問題をトラブルシューティングします。

Chrome診断を使用するタイミング

2021年にGoogleは、ChromeOS^®が読み込まれる前および後で利用可能なChrome^®デバイスの診断を導入しました。古いデバイスについては、Chrome Shell (CROSH) テストが引き続き利用できます。

Chrome診断での操作：ChromeデバイスでChromeOSを起動できる場合、HPではChromeOSで診断を実行することをお勧めします。
プリブート診断：デバイスでChromeOSを起動できない場合、HPでは回復メニューで利用できるプリブート診断の使用をお勧めします。
レガシーテスト：Chromeデバイスがプリブート診断またはポストブート診断をサポートしていない場合、HPではChromeOS Shell (CROSH) で利用可能なテストの使用をお勧めします。

ChromeOSでバッテリをテストする

バッテリをテストするには、次の手順に従ってください。

バッテリは、デバイスが起動し、ユーザーがChromeにサインインした後にテストできます。テストの完了には10～15分間かかります。テストはバッテリ健全性、サイクル数、電流を評価し、放電率を実行します。バッテリテストを開始する前に、外部AC電源からデバイスを外します。

注:

Chrome診断は、バージョン90以降が稼動するChromeOS^®デバイスでのみ利用可能です。

画面の左下隅にある、[ランチャー] をクリックします。
Omniboxに診断と入力します。
検索結果の [診断] アプリをクリックします。
[バッテリ] の下の [診断] 画面で、[放電テストの実行] をクリックします。このオプションは、ACアダプターを取り外した後でのみ利用可能です。
- バッテリ健全性のパーセンテージが50%より大きい場合、バッテリは想定される消耗制限内です。
- バッテリ健全性のパーセンテージが50%以下で、バッテリの寿命が1年より短い場合、そのバッテリの想定された消耗制限外であり、交換が必要になる可能性があります。HPカスタマーサポートにお問い合わせください。
- 放電実行テストに障害が示される場合は、HPサポートにお問い合わせください。
[セッションログの保存] をクリックし、テストの結果を保存します。

ChromeOSでCPUをテストする

CPUをテストするには、次の手順に従ってください。

CPUは、デバイスが起動し、ユーザーがChromeにサインインした後にテストできます。テストの完了には10～15分間かかります。CPUテストを開始する前に、デバイスを外部AC電源に接続します。CPUテストを実行すると、デバイスに大きな負荷がかかり、通常の使用が困難になる可能性があります。

注:

診断は、バージョン90以降が稼動するChromeOSデバイスでのみ利用可能です。

画面の左下隅にある、[ランチャー] をクリックします。
Omniboxに診断と入力します。
検索結果の [診断] アプリをクリックします。
[CPU] の下の [診断] 画面で、[CPUテストの実行] をクリックします。
テストの完了後、CPUテストの結果が表示されます。テストに不合格の場合、[Save session log] (セッションログの保存) をクリックしてテスト結果を保存し、HPカスタマーサポートにお問い合わせください。

ChromeOSでメモリをテストする

メモリをテストするには、次の手順に従ってください。

メモリ (RAM) はデバイスが起動し、ユーザーがChromeにサインインした後にテストできます。テストの完了には10～40分間かかります。メモリテストを開始する前に、デバイスを外部AC電源に接続します。メモリテストを実行すると、実行中のデバイスのパフォーマンスに影響する可能性があります。

注:

診断は、バージョン90以降が稼動するChromeOSデバイスでのみ利用可能です。

画面の左下隅にある、[ランチャー] をクリックします。
Omniboxに診断と入力します。
検索結果の [診断] アプリをクリックします。
[メモリ] の下の [診断] 画面で、[メモリテストの実行] をクリックします。
テストの完了後、メモリテストの結果が表示されます。テストに不合格の場合、[Save session log] (セッションログの保存) をクリックしてテスト結果を保存し、HPカスタマーサポートにお問い合わせください。

ChromeOSで診断結果のログファイルを検索する

以下の手順を使用して、チャットサポート、電子メール、または電話サポート経由で共有用の結果ログファイルをダウンロードします。

My Files > Downloads (マイファイル) (ダウンロード) フォルダを開きます。
DATE_Diagnostics_log.txtという名前のファイルを見つけます。DATEは、いつテストが完了したかによって異なります。

ChromeOSが起動する前にストレージ (eMMCまたはNVMe) をテストする

以下の手順を使用して、オペレーティングシステムを起動する前に、コンピューターのストレージをテストします。

ストレージをテストする

デバイスが起動しない場合、ストレージを診断するのが、ストレージが原因であるかどうかを特定する早い方法 (約1～2秒) です。これにより、コンポーネントの摩耗レベルの割合 (使用されているeMMCまたはNVMeストレージのライフタイム) が得られます。

注:

プリブート診断は特定Chromeデバイスで利用可能です。対応するデバイスには、黒い色の背景の回復画面があります。

お使いのデバイスに適切なオプションを使用して、回復モードに入ります。
- Chromebook (クラムシェル型): 接続されたデバイスをすべて取り外し、Esc + 更新および電源ボタンを押したままにします。メッセージが画面に表示されたら、キーを放します。
- ChromeOSタブレット：音量上げ + 音量下げと電源ボタンを少なくとも10秒間押し続けます。
- Chromebox: 最初に、コンピューターの電源を切ります。ペーパークリップや類似の物を使用して、回復ボタンと電源ボタンを同時に押したままにします。画面がオンになったら、回復ボタンを放します。
復元の画面で、[診断を起動] をクリックします。
[診断ツール] メニューから、[Storage] を選択します。
結果は、ストレージテストの完了後に表示されます。

eMMCストレージテストの結果を解釈する

eMMCストレージテストの結果を判断します。

eMMC寿命推定が95%以上である場合、またはeMMCがテストで検出されない場合は、HPカスタマーサポートにお問い合わせください。

注:
eMMC寿命推定が80%以上の場合、HPでは、ローカルファイルをGoogle DriveまたはUSBフラッシュドライブにバックアップすることをお勧めします。
eMMCテストは重大な警告コードを提供します。0X00以外のコードは、どれもハードウェアの問題を示している可能性があります。まず、次のGoogleサポートサイトの手順を試します。Recover your Chromebook - Chromebook Help (Chromebookを復元する - Chromebookヘルプ) (英語)。故障状態が続く場合は、HPカスタマーサポートにお問い合わせください。
Chromeデバイスの問題がまだ続き、テストで異常な摩耗が示されない場合は、Recover your Chromebook - Chromebook Help (Chromebookを復元する - Chromebookヘルプ) (英語) を参照してください。

NVMeストレージテストの結果を解釈する

NVMeストレージテストの結果を判断します。

使用率が95%以上である場合、またはNVMeがテストで検出されない場合は、HPカスタマーサポートにお問い合わせください。

注:
使用率が80%以上の場合、HPでは、ローカルファイルをGoogle DriveまたはUSBフラッシュドライブにバックアップすることをお勧めします。
NVMeテストは重大な警告コードを提供します。0X00以外のコードは、どれもハードウェアの問題を示している可能性があります。まず、次のGoogleサポートサイトの手順を試します。Recover your Chromebook - Chromebook Help (Chromebookを復元する - Chromebookヘルプ) (英語)。故障状態が続く場合は、HPカスタマーサポートにお問い合わせください。
Chromeデバイスの問題がまだ続き、テストで異常な摩耗が示されない場合は、Recover your Chromebook - Chromebook Help (Chromebookを復元する - Chromebookヘルプ) (英語) を参照してください。

ChromeOSが起動する前にメモリをテストする (クイックメモリテスト)

クイックメモリテストを使用してメモリの問題を特定し、解決します。

デバイスが起動に失敗した場合、メモリ (RAM) のテストでハードウェアに欠陥があるか判断するのに役立ちます。クイックメモリテストでは、RAMを1分以内に1回スキャンして、時間を節約します。このテストは、重大なメモリの故障を検出するフルメモリテストの前に使用します。

注:

プリブート診断は特定Chromeデバイスで利用可能です。対応するデバイスには、黒い色の背景の回復画面があります。

お使いのデバイスに適切なオプションを使用して、回復モードに入ります。
- Chromebook (クラムシェル型): 接続されたデバイスをすべて取り外し、Esc + 更新および電源ボタンを押したままにします。メッセージが画面に表示されたら、キーを放します。
- ChromeOSタブレット：音量上げ + 音量下げと電源ボタンを少なくとも10秒間押し続けます。
- Chromebox: 最初に、コンピューターの電源を切ります。ペーパークリップや類似の物を使用して、回復ボタンと電源ボタンを同時に押したままにします。画面がオンになったら、回復ボタンを放します。
復元の画面で、[診断を起動] をクリックします。
[診断ツール] メニューで、[クイックメモリテスト] を選択します。
クイックメモリテスト結果に障害が示される場合、続行してフルメモリテストを実行します。クイックメモリテストが成功しても、コンピューターで最適なパフォーマンスが得られない場合は、次のGoogleサポートサイトにある手順を使用してコンピューターを回復してください。Recover your Chromebook - Chromebook Help (Chromebookを復元する - Chromebookヘルプ) (英語)。

ChromeOSが起動する前にメモリをテストする (フルメモリテスト)

フルメモリテストを使用して、メモリの問題を特定し、解決します。

デバイスが起動に失敗した場合、メモリ (RAM) のテストでハードウェアに欠陥があるか判断するのに役立ちます。クイックテストで問題が捉えられなかったという疑いがある場合は、フルメモリテストを実行してください。このテストでは、一時的なエラーを検出するために複数のパターンが実行されます。テストの長さはRAMのGB数によって異なります (約3～5分)。

注:

プリブート診断は特定Chromeデバイスで利用可能です。対応するデバイスには、黒い色の背景の回復画面があります。

お使いのデバイスに適切なオプションを使用して、回復モードに入ります。
- Chromebook (クラムシェル型): 接続されたデバイスをすべて取り外し、Esc + 更新および電源ボタンを押したままにします。メッセージが画面に表示されたら、キーを放します。
- ChromeOSタブレット：音量上げ + 音量下げと電源ボタンを少なくとも10秒間押し続けます。
- Chromebox: 最初に、コンピューターの電源を切ります。ペーパークリップや類似の物を使用して、回復ボタンと電源ボタンを同時に押したままにします。画面がオンになったら、回復ボタンを放します。
復元の画面で、[診断を起動] をクリックします。
[診断ツール] メニューで、[フルメモリテスト] を選択します。
障害のあるハードウェアを示す障害メッセージがないか確認します。メモリテストが失敗する場合は、HP カスタマーサポートにお問い合わせください。

ChromeOS Shell (CROSH) を使用してハードウェアの問題をトラブルシューティングする

Chromeデバイスがプリブートまたはポストブート診断をサポートしていない場合、HPでは、ChromeOS Shell (CROSH) で利用可能なテストの使用をお勧めします。

Chromebookのバッテリ健全性をテストする (CROSH)

以下の手順を使用して、ChromeOS Shell (CROSH) を搭載しているHP Chromebookバッテリをテストします。

ACアダプターがバッテリを充電していることを確認する (CROSH)

以下の手順に従って、CROSHを使用し、ACアダプターに接続されているときにChromebookバッテリが充電していることを確認します。

ACアダプターをChromebookと電源コンセントに差し込みます。
Chromebookの電源を入れます。
Ctrl + Alt + tを押し、CROSHを新しいブラウザータブで開きます。
battery_test 1と入力し、Enterキーを押します。

注:
「test」と番号「1」の間にスペースがあることを確認します。
テスト結果をチェックしてバッテリが充電していることを確認します。
タブを閉じてCROSHを終了します。

バッテリ健全性を確認する (CROSH)

以下の手順を使用してChromebookのバッテリの健全性を評価し、ChromeOS Shell (CROSH) での放電率をチェックします。

ACアダプターをChromebookから外します。
Chromebookの電源を入れ、ご自分のアカウントにサインインします。
開いているアプリまたはタブをすべて閉じて、画面の輝度を最低レベルに下げます。
Chromeブラウザーを開いて、Omnibox (ブラウザーのアドレスバー) でchrome://extensions/を入力してから、Enterキーを押します。
[有効] の横にあるチェックマークを外して、すべての拡張機能を無効にします。
Ctrl + Alt + tを押し、CROSHを新しいブラウザータブで開きます。
battery_test 1と入力し、Enterキーを押します。

注:
「test」と番号「1」の間にスペースがあることを確認します。
テストの結果には、現在のバッテリ健全性および放電率が表示されます。
注:
ほとんどの場合、製造時のバッテリ健全性は100%以上であり、時間の経過と使用状況により低下します。
- バッテリ健全性のパーセンテージが50%より大きい場合、バッテリは想定される消耗制限内です。
- バッテリ健全性のパーセンテージが50%以下で、バッテリの寿命が1年より短い場合、そのバッテリの想定された消耗制限外であり、交換が必要になる可能性があります。
- テストの結果で、バッテリが不明である場合、バッテリの交換が必要になる場合があります。
タブを閉じてCROSHを終了します。

SSDストレージの健全性をテストする (CROSH)

これらの手順を使用し、CROSHを使用して、HP ChromebookまたはChromeboxのSSDストレージドライブの健全性をテストします。

注:

eEMMCメモリを搭載するデバイス上で、ストレージの健全性のテスト用CROSH診断ツールが動作しません。

ChromebookまたはChromeboxの電源を入れ、ご自分のアカウントにサインインします。
開いているプログラムまたはタブをすべて閉じます。
Ctrl + Alt + tを押し、CROSHを新しいブラウザータブで開きます。
CROSHにstorage_test_1と入力してから、Enterキーを押します。
ストレージの健全性テストが表示されます。
障害のあるハードウェアを示すメッセージがないか確認します。
コマンドstorage_test_2を使用してテストを繰り返して、障害メッセージを確認します。
タブを閉じてCROSHを終了します。

ネットワークアダプターをテストする (CROSH)

インターネットへの接続の問題が発生した場合、Get HelpアプリまたはCROSHのいずれかを使用してネットワークアダプターをテストします。

Get Helpアプリを使用して、ネットワークアダプターをテストする

Get Helpアプリは、お使いのHP ChromebookまたはChromeboxにプリインストール済みです。以下の手順に従って、アプリを使用してネットワークアダプターおよび接続をトラブルシューティングします。

[アプリのランチャー] で、[Get Help] アプリをクリックします。
ナビゲーションパネルの左側で [オンラインで入手する] をクリックします。
[トラブルシューティング] をクリックします。
トラブルシューティングツールでは、ネットワーク接続テストを実行し、テスト結果を表示します。詳細を表示させるには、テスト結果のいずれかをクリックします。

注:
パスワードなしで無線ネットワークに接続している場合、トラブルシューティングツールにより、テストの結果で以下のエラーが返されます。無線LANネットワーク暗号化方式が安全ではありません。

CROSHでネットワークログを取得して分析する

以下の高度な情報収集手順を使用して、ネットワーク情報を取得して分析し、GoogleのLog Analyzerを使用してネットワークエラーを診断します。

Chromeブラウザーを開いて、Omnibox (ブラウザーのアドレスバー) にchrome://net-internalsを入力してから、Enterキーを押します。
サイトではイベントの取得を開始します。提供されたフィールドに、ネットワークの問題の説明を入力し、[ファイルへの保存] をクリックします。
ネットワークダンプファイルは、お使いのコンピューターでファイルのアプリへダウンロードされます。新しいブラウザータブを開き、Omniboxにhttps://toolbox.googleapps.com/apps/loganalyzerと入力し、Enterキーを押します。
[アプリツールボックス] ページで、[ファイルの選択] をクリックします。
net-internals-log.jsonファイルを選択し、[開く] をクリックします。
[分析] をクリックします。Log Analyzerにより、ログで見つかったどの問題に関してもフィードバックを提供します。