セキュアブートを使用すると、マルウェア攻撃やウィルス感染を防いだり、コンピューターを損傷させる信頼できないハードウェア、ブータブルCD/DVDを使用しないようにしたりできます。また、セキュアブートを無効にして、信頼できるが認識されないハードウェア (旧式のビデオカードなど) を使用したり、認識されないリカバリディスクから起動したりすることができます。

Windows 10を搭載したすべてのHP製コンピューターでは、デフォルトでセキュアブートが有効になっています。以前のバージョンのWindowsからWindows 10にアップグレードした場合、セキュアブートの使用はUEFIと互換性のあるAMI BIOSバージョン8がそのコンピューターで利用可能な場合に限られます。詳細については、「HP Consumer Desktop PC - BIOS（Basic Input Output System）の更新」または「HP Consumer Notebook PC - BIOS（Basic Input Output System）の更新」を参照してください。

コンシューマー向けノートブックコンピューターのセキュアブート設定

HPノートブックコンピューターでセキュアブートを有効または無効にするには、最初にレガシーサポートが利用可能で、有効になっているかどうかを確認します。

コンピューターの電源をオフにします。
電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れ、すぐに[Esc]キーを繰り返し押して、起動メニューを開きます。
F10を押してBIOS セットアップを開きます。
右矢印キーを使用して [システム構成] を選択し、下矢印キーを使用して [ブートオプション] を選択し、Enter キーを押します。
一覧で[レガシーサポート]を確認します。
- レガシーサポートが表示されない場合、次のステップに進みます。
- [レガシーサポート]が表示され、セキュアブートを有効にしようとしている場合は、下矢印キーを使用して[レガシーサポート]を選択し、[Enter]キーを押します。[無効]を選択し、[Enter]キーを押して、次の手順に進みます。
- [レガシーサポート]が表示され、セキュアブートを無効にしようとしている場合は、次の手順に進みます。
下矢印キーを使用して、[セキュアブート] を選択し、Enter キーを押します。
下矢印キーを使用して、お使いの要件に応じて [有効] または [無効] を選択します。
[Enter]を押して変更を保存します。
- セキュアブートを有効にした場合は、お使いのノートブックに応じて、F10キーを押して変更を保存して再起動するか、左矢印キーを使用して[ファイル]メニューを選択し、下矢印キーを使用して[変更を保存して終了]を選択し、[Enter]キーを押して[はい]を選択し、変更を確定します。
- セキュアブートを無効にした場合は、次の手順に進みます。
矢印キーを使用して[レガシーサポート]を選択し、[Enter]キーを押して設定を[有効]に変更して、[Enter]キーを押します。確認ウィンドウで[はい]を選択し、[Enter]キーを押します。
下矢印キーを使用して、[レガシーブート順序]メニューでデバイスを選択し、F5とF6を押してデバイスを上または下に移動します。
F10キーを押して変更を承認し、左矢印キーを使用して [はい] を選択し、Enter キーを押して [変更内容を保存して終了] を選択し、コンピューターを再起動します。
[オペレーティングシステムブートモードの変更] メッセージが表示される場合、表示されたコードを入力し、Enter キーを押してWindowsを起動します。

補足:
コードが正しく入力されていることを確認してください。入力内容を確認できるテキストフィールドはありません。これは正常な動作です。
コンピューターの電源を切り、数秒間待ちます。コンピューターの電源を入れ、すぐに[Esc]キーを繰り返し押して、起動メニューを開きます。
起動メニューが表示されたら、F9を押して[ブートデバイスオプション]を開きます。
[ブートマネージャー]ウィンドウが開いたら、下矢印キーを使用してブートデバイスを選択し、[Enter]キーを押して、選択したデバイスからコンピューターを起動します。

ビジネスノートブックおよびワークステーションのセキュアブート設定

BIOS設定を使用して、HPビジネスノートブックまたはワークステーションコンピューターでセキュアブートを有効または無効にします。

コンピューターの電源をオフにします。
電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れ、すぐに[Esc]キーを繰り返し押して、起動メニューを開きます。
[BIOSセットアップ (F10)] を選択して、Enter キーを押します。
[詳細設定] タブを選択し、[セキュアブート構成] を選択します。
[レガシーサポートとセキュアブートの設定] ドロップダウンメニューをクリックして、[レガシーサポートの無効化とセキュアブートの有効化] を選択して、セキュアブートを有効にするか、[レガシーサポートの有効化とセキュアブートの無効化] を選択してセキュアブートを無効にします。
- セキュアブートを有効にした場合は、[メイン]タブを選択し、[変更を保存して終了]を選択し、[はい]をクリックして変更を確定します。
- セキュアブートを無効にした場合は、次の手順に進みます。
[メイン] タブを選択して、[変更を保存して終了] を選択し、[はい] を選択してPINを表示します。
PINを入力し、[Enter]キーを押します。
コンピューターの電源をオフにします。
電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れ、すぐに[Esc]キーを繰り返し押して、起動メニューを開きます。
[BIOSセットアップ (F10)] を選択して、Enter キーを押します。
[詳細設定] タブを選択し、[ブートオプション] を選択します。
[レガシーブート順序] で、ブートデバイスを選択し、Enter キーを押します。
[メイン] タブを選択し、[変更を保存して終了] を選択してから、[はい] を選択します。

選択したブート可能なデバイスからコンピューターが起動します。

デスクトップコンピューターのセキュアブート設定

BIOS設定を使用して、HPデスクトップコンピューターのセキュアブートを有効または無効にします。

コンピューターの電源をオフにします。
電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れ、すぐにF10キーを繰り返し押して、[Computer Setup]ユーティリティを開きます。
矢印キーを使用して、[セキュリティ] メニューを選択し、[セキュアブート構成] を選択して、Enter キーを押します。
[セキュアブート構成] メッセージで F10 キーを押して続行します。
[セキュアブート]設定を変更します。
- セキュアブートを有効にするには、矢印キーを使用して、[レガシーサポート]の横で[無効]を選択し、[セキュアブート]の横で[有効]を選択します。
- セキュアブートを無効にするには、矢印キーを使用して、[セキュアブート]の横で[無効]を選択し、[レガシーサポート]の横で[有効]を選択します。
F10キーを押して変更を保存します。
F10をもう一度押し、次にEnterを2回押してコンピューターを再起動します。
セキュアブートを無効にした場合、[Operating System Boot Mode Change] (オペレーティングシステムブートモードの変更) メッセージに表示される4桁のコードを入力して、Enter キーを押して変更を確定します。

補足:
コードが正しく入力されていることを確認してください。入力内容を確認できるテキストフィールドはありません。これは正常な動作です。

よくあるご質問（FAQ）

セキュアブートの動作に関するよくある質問を読んで、問題のトラブルシューティングを実行します。

このコンピューターはセキュアブートを無効にするとリスクが生じますか?

セキュアブートを無効にすると、コンピューターでは、ルートキットの感染に対するリスクが大きくなります。ルートキットは、Windowsの起動プロセスの前に自身をインストールします。通常、ウィルス対策またはセキュリティソフトウェアは、この種の脅威に対して保護しません。

Windows 10が搭載されていないコンピューターでセキュアブートを使用できますか。

お使いのHPまたはCompaqコンピューターの種類と元の構成に応じて、Windows 10またはWindows 8にアップグレードするとセキュアブートを利用できる可能性があります。

Windows 7以前を搭載して製造されたノートブックコンピューターでは、セキュアブートに対応するBIOSアップデートが用意されている場合があります。「BIOS（Basic Input Output System）の更新」を参照してください。

Windows 7以前を搭載して製造されたデスクトップコンピューターには、セキュアブートを使用できる適切なバージョンのBIOSはありません。

新しいハードウェアのインストール後にコンピューターが正常に起動しない場合はどうすればよいですか？

互換性のある新しいハードウェア (ビデオカードなど) をインストールした後に、コンピューターが起動しない、ブルースクリーンまたは何も表示されない画面が表示される、またはBIOSエラーが表示される場合、セキュアブートがハードウェアを認識していない可能性があります。コンピューターを元の状態に戻し、レガシーブートを有効にして新しいコンポーネントをインストールします。

コンピューターの電源をオフにします。
新しいハードウェアまたはコンポーネントをアンインストールして、元のコンポーネントを再インストールします。
電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れ、すぐにF10キーを繰り返し押して、[Computer Setup]ユーティリティを開きます。
矢印キーを使用して、[セキュリティ] メニューを選択し、[セキュアブート構成] を選択して、Enter キーを押します。
[セキュアブート構成] メッセージで F10 キーを押して続行します。
矢印キーを使用して、[セキュアブート] の横にある [無効化] を選択して、[レガシーサポート] の横にある [有効化] を選択します。
F10キーを押して変更を保存します。
F10をもう一度押し、次にEnterを2回押してコンピューターを再起動します。
[オペレーティングシステムブートモードの変更] メッセージに表示される4桁のコードを入力し、Enter キーを押して変更を確定します。

補足:
コードが正しく入力されていることを確認してください。入力内容を確認できるテキストフィールドはありません。これは正常な動作です。
コンピューターをオフにします。新しいコンポーネントを再インストールして、コンピューターを再起動します。

リカバリディスクやドライブから起動できない場合はどうしたらよいですか。

セキュアブートは、レガシーブートデバイス (ブータブルCD、DVD、およびUSBフラッシュドライブ) からコンピューターが起動しないようにします。有効なディスクからお使いのコンピューターを起動するには、レガシーサポートを有効にし、適切なドライブをブートデバイスとして選択します。

コンピューターの電源をオフにします。
電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れ、すぐにF10キーを繰り返し押して、[Computer Setup]ユーティリティを開きます。
矢印キーを使用して、[セキュリティ] メニューを選択し、[セキュアブート構成] を選択して、Enter キーを押します。
[セキュアブート構成] メッセージで F10 キーを押して続行します。
矢印キーを使用して、[セキュアブート] の横にある [無効化] を選択して、[レガシーサポート] の横にある [有効化] を選択します。
F10キーを押して変更を保存します。
F10をもう一度押し、次にEnterを2回押してコンピューターを再起動します。
[オペレーティングシステムブートモードの変更] メッセージに表示される4桁のコードを入力し、Enter キーを押して変更を確定します。
電源ボタンを押してコンピューターの電源を切り、数秒間待ちます。コンピューターの電源を入れ、すぐに[Esc]キーを繰り返し押して、起動メニューを開きます。
F9 を押して、ブートメニューを開きます。
矢印キーを使用して、[レガシーブートソース] ヘッダーの下でデバイスを選択して、Enter キーを押します。

コンピューターでWindows 10が起動します。
CD、DVD、またはUSBフラッシュドライブをコンピューターに挿入します。
電源ボタンを押してコンピューターの電源を切り、5秒間待ちます。
もう一度コンピューターの電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れます。

選択したブートソースからコンピューターが起動します。