HP Chromebook および Chromebox - Crosh 診断を使用するハードウェア問題のトラブルシューティング

このドキュメントは、Chrome OS を搭載している HP Chromebook および Chromebox に適用されます。

Chrome オペレーティング システムには、Chrome シェル (crosh) と呼ばれるシェル環境が含まれています。Crosh にはデベロッパ モードを有効化せずにすべてのHP ChromebookおよびChromeboxで使用できるいくつかの診断テストが含まれています。本書の手順に従って crosh コマンド、または他の Chrome 診断ツールを使用して、Chromebook および Chromebox ハードウェアの問題を解決します。

Chrome シェル (crosh) には、簡易なバッテリの状態診断テストが含まれています。HP Chromebookバッテリが充電されていることを確認して、次のセクションの手順を使用してバッテリの状態と放電率をテストします。

このセクションの手順を使用して、お使いのHP ChromebookまたはChromeboxのSSDストレージ ドライブの状態をCroshによりテストします。

補足:

eEMMC メモリを搭載するデバイス上では、ストレージの状態のテスト用crosh診断ツールが動作しません。

1. Chromebook または Chromebox の電源を入れ、ご自分のアカウントにサインインします。
2. 開いているプログラムまたはタブをすべて閉じます。
3. CtrlキーとAltキーとtキーを同時に押してCroshを開きます。
   Croshが新しいブラウザタブで開きます。
   番号 : Croshタブ

   
4. Croshに「storage_test_1」と入力してから、Enterキーを押します。
   番号 : Crosh ストレージ テスト 1

   
5. 画面にストレージ の状態のテスト結果が表示されます。
   番号 : Crosh ストレージ テスト 1 - エラーなく完了しました

   
   障害のあるハードウェアを示す、障害メッセージを確認します。
   番号 : Crosh ストレージ テスト 1 - 障害の例

   
   お使いのChrome デバイスにeMMC ストレージが搭載されている場合、ストレージ テストは実行されません。
   番号 : CroshはeMMC ストレージをテストできません

   
6. コマンドstorage_test_2を使用してテストを繰り返して、障害メッセージを確認します。
   番号 : Crosh ストレージ テスト 2

   
7. タブを閉じてcroshを終了します。

インターネットに接続する問題が発生している場合、このセクションの手順を使用して、お使いの HP Chromebook または Chromebox のネットワーク アダプターをテストします。

このセクションの手順を使用して、お使いのHP Chromebook または Chromebox のメモリを croshによりテストします。

1. Chromebook または Chromebox の電源を入れ、ご自分のアカウントにサインインします。
2. 開いているプログラムまたはタブをすべて閉じます。
3. CtrlキーとAltキーとtキーを同時に押してCroshを開きます。
   Croshが新しいブラウザタブで開きます。
   番号 : Croshタブ

   
4. Croshに「memory_test」と入力してから、Enterキーを押します。
   番号 : Crosh メモリ テスト コマンド

   
   Croshによるメモリ テスト実行中、待機します。テストの結果一覧の下に [完了] が表示されたら、テストは完了です。
5. 診断画面ではメモリーの健康状態テストの結果が表示されます。
   番号 : Crosh メモリ テスト結果 - 合格

   
   障害のあるハードウェアを示す、障害メッセージを確認します。
   番号 : Crosh メモリ テスト - 障害の例

   
6. タブを閉じてcroshを終了します。