ここでは HP Z230、Z230 SFF で、Intel Smart Response Technology を使用した SSD キャッシュ (インテリジェント・ディスク・キャッシング) の設定方法をご案内します。
高速で大容量の SSD を HDD のキャッシュとして使用することで、データのアクセスにかかる時間を短縮します。
補足:[パフォーマンス(E)] ボタンが表示されない場合、システムリカバリ時に Intel HDD コントローラー (Microsoft Windows用インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー・ユーティリティおよびドライバー) のインストールが行われていない可能性があります。 詳細につきましては以下のコンテンツをご確認ください。
» HP Z230、Z230 SFF - 付属の Operating System DVD を使ってシステムリカバリを行う方法 (Windows 7)
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使用する SSD が自動で表示されます。
SSD が複数あるような場合はここでキャッシュとして使用する SSD を選択します。 ※ あとから変更する場合、選択した SSD 内のデータ消去を伴います。
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選択した SSD から「18.6 GB」分をキャッシュとして使用するか、「全ディスク容量 (最大 64 GB)」を使用するかを選択します。
余ったサイズは「ディスクの管理」から設定を行うことでドライブとして利用できます。
» Microsoft Windows 7 - パーティション (ドライブ) を作成する方法 ※ あとから変更する場合、選択した SSD 内のデータ消去を伴います。
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キャッシュを割り当てて高速化するドライブ ボリュームを選択します。
※ 高速化する HDD はあとから変更できます。
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「拡張モード」「最速モード」から選択します。
拡張モード
SSD キャッシュ と HDD の両方にデータの書き込みが行われるライトスルー キャッシュ方式で、HDD への書き込みが完了してから次の動作に移行します。 書き込みの速度は SSD より低速な HDD の書き込み速度にあわせられますが、SSD に障害が発生した場合にもデータが失われる危険が少ないため信頼性は向上します。
最速モード
SSD キャッシュへのデータの書き込みが行われると、HDD への書き込みを待たずに次の動作に移行するライトバック キャッシュ方式で、アイドル発生時などに時間を置いてキャッシュから HDD にデータが書き込まれます。 ユーザーが体感するのは高速な SSD キャッシュへの書き込みなのでストレスなく作業を行えますが、万が一 HDD にデータが書き込まれる前に SSD に障害が発生した場合や予期せぬ電源断などによりデータが失われる可能性もあります。 ※ 高速モードはあとから変更できます。
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注意:[OK] ボタンを押した段階でキャッシュとして使用する SSD に保存されているデータはすべて消去されます。
補足:このキャッシュの 解除を行うと SSD をキャッシュとして構成することができなくなります。 キャッシュとして再構成を行う可能性がある場合には、この作業を行わないでください。
補足:この段階で SSD キャッシュとしては機能していません。
注意:この作業を行った時点で、SSD にあるキャッシュのデータがすべて削除されます。