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HP Z シリーズ - 署名の競合によって状態がオフラインになったハードディスクをオンラインに変更する方法

最終更新日:2023/02

解説

ここでは HP Z シリーズで、署名データ (ディスク ID) の競合によって状態がオフラインになり、Windows 上で使用できなくなったハードディスクをオンラインに変更する方法をご案内します。
ハードディスクの先頭にある署名データが他のハードディスクと競合した場合、2 台目以降のハードディスクは Windows からアクセスされないようオフラインになります。 署名データの競合が発生する原因として、次のようなケースが考えられます。
  • RAID 1 を削除した
  • ハードディスクの内容を別のハードディスクに複製した
通常、オフラインになっているハードディスクをオンラインに戻す操作を行うと、別の署名データ (固有の ID) が自動で割り振られて競合が解消されます。

操作手順

  1.   注意:
    先に「1. ディスクの管理からオンラインに戻す方法」をお試しください。
    DISKPART コマンドには、誤って使用することでコンピューターが起動できない状態を引き起こしたり、ハードディスクに保存されているデータを削除したりするコマンドが含まれます。 DISKPART コマンドを使った方法を試される場合は、トラブル発生を防ぐためにもこのコンテンツでご案内するコマンドのみをお使いください。 また、PC に関する知識のお持ちの方が操作されることをおすすめします。

ディスクの管理からオンラインに戻す方法

  1. [スタート] 上で右クリックし、[ディスクの管理(K)] をクリックします。
  2. ディスクの一覧から「オフライン」になっているハードディスクを右クリックします。
  3. 表示されたメニューから [オンライン(O)] をクリックします。
  4. ディスクの管理から、ハードディスクをオンラインに戻す作業は以上です。

DISKPART コマンドを使ってオンラインに戻す方法

  1. 検索欄に [cmd] と入力します。
  2. [コマンドプロンプト]が表示されたら 右側の[管理者として実行] ををクリックします。
  3. 「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、[はい(Y)] ボタンをクリックします。
  4. コマンド プロンプトが起動したら、「C:\Windows\System32>」に続けて以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押します。
    diskpart
    補足:
    コマンド プロンプト上を右クリックするとコピーしてあるテキストのデータが貼り付けられます。 貼り付けが行われずにメニューが表示された場合はメニューから [貼り付け] をクリックします。
  5. 「DISKPART>」に続けて以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押します。
    list disk
  6. コンピューターに接続されているハードディスクやオプティカルディスク、USB メモリなどが表示されます。「状態」が「オフライン」になっているハードディスクを特定し、「ディスク *」という表示で割り振られている番号を確認します。
  7. 続けて、以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押します。
    select disk *
    補足:
    「*」には手順 6. で確認した番号を入力します。 例えば、対象のハードディスクが「ディスク 2」となっていた場合、「select disk 2」と入力します。
  8. 「ディスク * が選択されました。」と表示されたら、以下のコマンドを入力して [Enter] キーを押します。
    online disk
  9. 「DiskPart は選択されたディスクをオンラインにしました。」と表示されたら作業は完了です。
    コマンド プロンプトを終了し、オフラインになっていたハードディスクにアクセスできることをご確認ください。

対象条件

  • 対象機種
    • HP Z Workstation シリーズ